メールによるチケット登録 - メールを送る

2020/03/16

利用のための準備 で説明した設定を行ってから5分以内に、専用のメールアドレスが作成されメールによるチケット登録が行えるようになります。

チケット登録用メールアドレス

お客様ごとに以下の形式の専用のメールアドレスが割り当てられます。チケットの登録を行うにはこのアドレスに宛てて後述する形式のメールを送信します。

Gen.1をご利用の場合:アカウント名/受信メールAPIキー@my.redmine.jp
Gen.2をご利用の場合:アカウント名/受信メールAPIキー@mail.cloud.redmine.jp

利用サービス(Gen.1またはGen.2)の確認方法

My RedmineにアクセスするURLから確認できます。

https://my.redmine.jp/*****/ の場合:Gen.1
https://*****.cloud.redmine.jp/の場合:Gen.2

チケット登録用メールアドレスの例

アカウント名 = accountname, 受信メールAPIキー = bag3oZC9JVGkmP7HUtkw の場合の送信先メールアドレスは以下の通りです。

Gen.1をご利用の場合:accountname/bag3oZC9JVGkmP7HUtkw
Gen.2をご利用の場合:accountname/bag3oZC9JVGkmP7HUtkw

※メールアドレスでは大文字・小文字は区別されません。

プロジェクト固有アドレス

プロジェクト識別子が「inbox」で始まるプロジェクトに限り、そのプロジェクト専用の「アカウント名/APIキー/プロジェクト識別子」形式のメールアドレスも利用できます。

この形式のメールアドレスを利用すると、メール本文内でのプロジェクトの指定を省略できます。お客様からのお問い合わせメールをRedmineのチケットとして登録したい場合などに便利です。

プロジェクト固有アドレスが割り当てられるプロジェクトの条件

プロジェクト識別子が「inbox」で始まるプロジェクト

プロジェクト固有アドレスの形式

Gen.1をご利用の場合:アカウント名/受信メールAPIキー/プロジェクト識別子@my.redmine.jp
Gen.2をご利用の場合:アカウント名/受信メールAPIキー/プロジェクト識別子@mail.cloud.redmine.jp

プロジェクト固有/共通アドレスの違い

プロジェクト固有アドレス プロジェクト共通アドレス
プロジェクト識別子 inboxで始まる 何でもOK
inboxで始まらなくてよい)
チケット登録用メールアドレスの形式 【Gen.1】
アカウント名/受信メールAPIキー/プロジェクト識別子@my.redmine.jp

【Gen.2】
アカウント名/受信メールAPIキー/プロジェクト識別子@mail.cloud.redmine.jp
【Gen.1】
アカウント名/受信メールAPIキー@my.redmine.jp

【Gen.2】
アカウント名/受信メールAPIキー@mail.cloud.redmine.jp
送信元アドレス(From) 誰でもOK
Redmineに登録していないメールアドレスからもチケット作成可能
登録ユーザーのみ
Redmineにユーザー登録しているメールアドレスからのみチケット作成可能
メール本文内でプロジェクトの指定 不要
メール本文内で指定不要(チケット登録用メールアドレスに識別子が含まれている)
必要
メール本文内でプロジェクトを指定する文字を含めることが必須
(例)project: some-system-dev

送信元アドレス(From)

チケット登録のために送られたメールの送信元アドレス(From)アドレスに対応するユーザーがチケットの登録者となります。

Fromのメールアドレスが以下のいずれかに当てはまる場合、そのメールは無視されます。

ただし、プロジェクト固有アドレス宛に送られたメールは、どのアドレスから送られてもチケットが登録されます。

同報アドレス(Cc)

Ccにはウォッチャーに追加したいユーザーのメールアドレスを記述します。Toに記述した場合もCcと同様にウォッチャーとして追加されます。
ウォッチャーを追加するには、送信元アドレスに対応するユーザーが「ウォッチャーの追加」権限を持っている必要があります。
(設定箇所:「管理」→「ロールと権限」→「権限レポート」→「ウォッチャーの追加」)

メールの件名(Subject)

メールの件名がチケットの題名として登録されます。

Redmineのメール通知機能によって届いたメールに返信した場合など、件名に “Re: [xxxxxxx #123]” のような形式の文字列が含まれていればそのメールは返信として扱われ、新しいチケットが追加されるのではなく既存チケット #123 に注記が追加されます。

※返信扱いで既存チケットを更新する場合、後述のproject属性の指定は不要です。

返信扱いの件名の例:

既存チケットを更新する際の件名例

メール本文

メール本文の内容がチケットの説明欄に登録されます。

本文では、説明欄に登録すべき内容とは別に、プロジェクト識別子やトラッカー名などチケットの属性を “属性名: 値” の形式で指定します。属性の一覧はメール本文の冒頭または末尾に記述してください。属性の一覧と説明欄の内容との間には空行が必要です。

メール本文の例:

○月○日打ち合わせの議事録を作成してWikiに掲載し、関係者に連絡する。

project: some-system-dev
tracker: サポート
assigned to: yuka
due date: 2019-12-23

メール本文で指定可能な属性

メール本文内で指定可能な属性を下表に示します。

My Redmineでは新規チケットを登録するときは project は必須です(プロジェクト固有アドレスに送信する場合を除く)。また、チケットに必須入力のカスタムフィールドが存在する場合や、Redmineの設定によりカテゴリ、開始日、期日を必須入力にしている場合はそれらに対応する属性も必須です。

使用できる属性の一覧は、メールによるチケット登録で使用できるキーワードをご覧ください。

属性名 値の内容・形式 説明
project プロジェクト識別子
※プロジェクト名ではありません
新しいチケットを登録するプロジェクト。
My Redmineでは新規チケット登録時はこの属性は必須。返信で既存チケットを更新する場合は不要。
tracker トラッカー名
(例: バグ)
新たに登録するチケットのトラッカー。
省略時は「管理」→「トラッカー」画面で一番上にあるトラッカーが使用される。
category カテゴリ名 新たに登録するチケットのカテゴリ。
priority 優先度の名称
(例: 急いで)
チケットの優先度。
省略時は「管理」→「選択肢の値」で指定されているデフォルト値が使用される。
status ステータスの名称
(例: 解決)
チケットのステータス。
省略時は「管理」→「チケットのステータス」で指定されているデフォルト値が使用される。
assigned to ログインID または メールアドレス チケットの担当者。
指定されたログインIDかメールアドレスが一致するユーザーが担当者に設定される。
start date YYYY-MM-DD
(例: 2019-11-03)
チケットの開始日。
省略時はチケット登録日。
due date YYYY-MM-DD
(例: 2019-11-03)
チケットの期日。
カスタムフィールド名 チケットのカスタムフィールドの値。

添付ファイル

メールの添付ファイルはチケットの添付ファイルとして登録されます。

ただし、ファイルサイズが「管理」→「設定」→「ファイル」→「添付ファイルサイズの上限」の設定値を越えるものは無視されます。

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