SAML認証と二要素認証を併用する設定方法

SAML認証と二要素認証は併用できます。SAML認証機能は、My Redmine エンタープライズプランで利用できます。

設定例として、社内メンバーはSAML認証、社外メンバーは二要素認証の利用を必須とする設定例を紹介します。
（設定例では、すでにMy Redmineに設定したいメンバーのアカウントが作成済みであることを前提としています）

• 社員　・・・　SAML認証を強制する
• 外部社員（ベンダー、コンサル、業務委託先等）・・・　二要素認証を強制する

設定手順

1.SAML認証の設定をする

• SAML認証の設定を行う

「RedmineのLoginフォームを非表示」はOFFで設定してください。ONにするとログインIDとパスワードの入力欄が非表示になるため、二要素認証を利用できません(※)。

2.社内メンバーにSAML認証を強制する

• 「管理」→「ユーザー」→ 社内メンバーのログインIDをクリック→「SAML認証を強制（パスワード認証無効）」をONにして「保存」

3.二要素認証を必須とするユーザーグループを作成する

• 「管理」→「設定」→「認証」タブで「二要素認証」を任意に変更して「保存」
• 右のメニュー「グループ」→「新しいグループ」
• グループの名称を入力し、「二要素認証必須」を有効にして「作成」
• 作成したグループの名称をクリック →「ユーザー」タブの「新しいユーザー」
• 社外メンバーを選択して「追加」

二要素認証の設定方法

グループはRedmineのユーザーを束ねて管理できる機能です。
二要素認証はグループごとに必須化が可能です。例えば社外のメンバーをまとめたグループに対してのみ二要素認証を必須にする設定が行えます。

4.作成したグループをプロジェクトに追加

• 「管理」→「プロジェクト」で社外メンバーを参加させたいプロジェクトをクリック
• 「設定」→「メンバー」タブの「新しいメンバー」
• 先ほど作成したグループを選択し、グループに割り当てるロールを選択して「追加」

※社外のメンバーについては、「管理」→「ユーザー」→ 社外のメンバーのログインIDをクリック→「SAML認証を強制（パスワード認証無効）」はOFFで設定してください。ONにするとログインIDとパスワードでのログインができなくなるため、二要素認証が利用できません。