オープンソースのプロジェクト管理ツールとして人気の「Redmine」。その導入形態には、自社サーバーで構築・運用する「オンプレミス版」と、サービス提供事業者が運用するサーバーを利用する「クラウド版」があります。
近年、多くの企業でクラウドサービスの利用が進んでいますが、Redmineにおいてはどちらの形態を選ぶべきでしょうか?
この記事では、Redmineをクラウドで利用する場合のメリットとデメリットを、My Redmineやオンプレミス版と比較しながら詳しく解説します。
Redmineの導入や移行を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Redmineは、プロジェクトを進める上で必要な色々な機能を一つにまとめた便利なツールです。
Redmineは「オープンソース」という形で提供されているため、基本的に利用料金はかかりません。また、自分たちの使い方に合わせて自由にカスタマイズできるのも大きな特徴です。
Redmineの利用形態には、大きく分けて「オンプレミス版」と「クラウド版」の2種類があります。
Redmineをクラウドで利用することには、以下のような多くのメリットがあります。
クラウド版最大のメリットは、サーバーの購入・構築、OSやミドルウェアのアップデート、Redmine自体のバージョンアップ、バックアップ、セキュリティ対策といった煩雑なサーバー管理業務から解放されることです。これにより、情報システム部門の担当者は本来注力すべき業務に集中でき、人件費や運用コストの削減も期待できます。
オンプレミス版ではサーバー調達や環境構築に時間と手間がかかりますが、クラウド版なら申し込み後すぐに利用を開始できます。My Redmineでは無料お試しからスムーズに本契約へ移行でき、プロジェクトの立ち上げを迅速に行えます。
インターネット環境さえあれば、オフィス、自宅、出張先など、場所を選ばずにRedmineにアクセスできます。これにより、リモートワークやハイブリッドワークといった多様な働き方に柔軟に対応し、チームメンバー間の情報共有や連携をスムーズにします。(My Redmineでは、IPアドレス制限も可能です)
My Redmineでは、データの自動バックアップやセキュリティ対策が標準で提供されています。自社で専門的な知識や体制がなくても、大切なデータを安全に管理できるのは大きな安心材料です。My Redmineでは、通信の暗号化、不正アクセス対策などを実施しています。(セキュリティホワイトペーパー)
My Redmineでは、半年ごとのアップデートや適宜セキュリティ脆弱性の修正が行われるため、ユーザーは常に最新の機能やセキュリティが適用された安定した環境を利用できます。オンプレミス版でバージョンアップ作業の負担やリスクに悩んでいる企業にとっては大きなメリットです。
オンプレミス版では高額なサーバー費用や初期構築費用が必要になる場合がありますが、My Redmineでは月額料金のみで始められるため、初期投資を大幅に抑えることができます。
My Redmineのスタンダードプラン・ミディアムプランでは1000ユーザー、エンタープライズプランでは2000ユーザーまでご利用いただけます。追加料金なしで1000ユーザーまで使えるため、ユーザー数を気にせず、大規模なチームでもRedmineをスムーズに導入・運用できるのが大きなメリットです。
多くのメリットがあるクラウド版ですが、導入前に以下の点も考慮しておきましょう。
クラウド版は初期費用を抑えられますが、継続的に月額または年額の利用料金が発生します。長期的な利用を考えた場合、オンプレミス版と比較して総コストがどうなるかを試算することが重要です。My Redmineのサービス内容・料金でご確認ください。
オンプレミス版に比べると、クラウド版ではサーバーへの直接アクセスができないため、カスタマイズの自由度に制限があります。特に、独自のプラグインを自由にインストールしたり、Redmineのコア部分に変更を加えたりすることはできません。
ただし、My Redmineでは当社が開発したプラグインや厳選したプラグインを提供しており、標準機能や提供プラグインの範囲で多くのニーズに対応可能です。どのようなカスタマイズが可能か、事前に確認することをおすすめします。My Redmine インストール済みプラグインはこちら。
クラウドサービスであるため、利用には安定したインターネット接続環境が必須となります。オフライン環境での利用はできません。
Redmineをクラウドで利用するメリット・デメリットをご紹介しました。以下のようなケースでは、クラウド版(My Redmine)の利用がおすすめです。
もちろん、高度なカスタマイズが必要な場合や、セキュリティポリシー上クラウド利用が難しい場合は、オンプレミス版が適していることもあります。
自社の状況や要件を整理し、最適なRedmine環境を選択することが重要です。
My Redmineは、無料でお試しいただけます。実際に操作感や機能をご確認いただき、クラウド版Redmineのメリットを体感してください。
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