Redmineをクラウドで利用するメリット・デメリットとは?オンプレミス版との違いも解説

2025/06/06
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目次

オープンソースのプロジェクト管理ツールとして人気の「Redmine」。その導入形態には、自社サーバーで構築・運用する「オンプレミス版」と、サービス提供事業者が運用するサーバーを利用する「クラウド版」があります。

近年、多くの企業でクラウドサービスの利用が進んでいますが、Redmineにおいてはどちらの形態を選ぶべきでしょうか?

この記事では、Redmineをクラウドで利用する場合のメリットとデメリットを、My Redmineやオンプレミス版と比較しながら詳しく解説します。

Redmineの導入や移行を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

Redmineってどんなツール?クラウド版とオンプレミス版の違いをカンタン解説

Redmineは、プロジェクトを進める上で必要な色々な機能を一つにまとめた便利なツールです。

  • タスク管理(チケット管理): やるべきことを「チケット」という形で登録・管理できます。「誰が」「いつまでに」「何をするか」を明確にすることで、タスクの漏れや遅れを防ぎます。
  • ガントチャート: プロジェクト全体のスケジュールを視覚的に表示します。「どのタスクがいつ始まるか」「どのタスクが並行して行われるか」などが一目で分かるので、計画を立てやすく、進捗も把握しやすくなります。
  • Wiki: プロジェクトに関する情報をみんなで共有・蓄積できる場所です。議事録、設計書、手順書など、様々な情報をまとめて管理できます。

Redmineは「オープンソース」という形で提供されているため、基本的に利用料金はかかりません。また、自分たちの使い方に合わせて自由にカスタマイズできるのも大きな特徴です。

Redmineの利用形態には、大きく分けて「オンプレミス版」と「クラウド版」の2種類があります。

  • オンプレミス版: 自社でサーバーを用意して、そこにRedmineのソフトウェアをインストールして使います。サーバーの準備や管理(アップデート、データのバックアップ、セキュリティ対策など)はすべて自分たちで行う必要がありますが、自分たちの環境に合わせて細かく設定を変更できるというメリットがあります。
  • クラウド版: Redmineのサービスを提供している会社が管理するサーバー上のRedmineを利用します。サーバーの管理はすべてサービス提供会社が行ってくれるので、自分たちで管理する手間がかかりません。インターネットにつながっていれば、どこからでもアクセスできる手軽さが魅力です。多くの場合は、月額または年額の利用料金がかかります。

なぜクラウド?Redmineをクラウドで利用する7つのメリット

Redmineをクラウドで利用することには、以下のような多くのメリットがあります。

メリット1: 面倒なサーバー管理から解放!(コスト・工数削減)

クラウド版最大のメリットは、サーバーの購入・構築、OSやミドルウェアのアップデート、Redmine自体のバージョンアップ、バックアップ、セキュリティ対策といった煩雑なサーバー管理業務から解放されることです。これにより、情報システム部門の担当者は本来注力すべき業務に集中でき、人件費や運用コストの削減も期待できます。

メリット2: 最短即日!スピーディな導入が可能

オンプレミス版ではサーバー調達や環境構築に時間と手間がかかりますが、クラウド版なら申し込み後すぐに利用を開始できます。My Redmineでは無料お試しからスムーズに本契約へ移行でき、プロジェクトの立ち上げを迅速に行えます。

メリット3: いつでもどこからでもアクセスOK (リモートワークとの親和性)

インターネット環境さえあれば、オフィス、自宅、出張先など、場所を選ばずにRedmineにアクセスできます。これにより、リモートワークやハイブリッドワークといった多様な働き方に柔軟に対応し、チームメンバー間の情報共有や連携をスムーズにします。(My Redmineでは、IPアドレス制限も可能です)

メリット4: 安心の自動バックアップとセキュリティ体制 (My Redmineの場合)

My Redmineでは、データの自動バックアップセキュリティ対策が標準で提供されています。自社で専門的な知識や体制がなくても、大切なデータを安全に管理できるのは大きな安心材料です。My Redmineでは、通信の暗号化、不正アクセス対策などを実施しています。(セキュリティホワイトペーパー

メリット5: 常に最新・安定バージョンを利用できるメリット

My Redmineでは、半年ごとのアップデートや適宜セキュリティ脆弱性の修正が行われるため、ユーザーは常に最新の機能やセキュリティが適用された安定した環境を利用できます。オンプレミス版でバージョンアップ作業の負担やリスクに悩んでいる企業にとっては大きなメリットです。

メリット6: 初期費用を抑えられる(オンプレミスとの比較)

オンプレミス版では高額なサーバー費用や初期構築費用が必要になる場合がありますが、My Redmineでは月額料金のみで始められるため、初期投資を大幅に抑えることができます。

メリット7: ユーザー数を気にせず使える! (大規模利用に最適)

My Redmineのスタンダードプラン・ミディアムプランでは1000ユーザー、エンタープライズプランでは2000ユーザーまでご利用いただけます。追加料金なしで1000ユーザーまで使えるため、ユーザー数を気にせず、大規模なチームでもRedmineをスムーズに導入・運用できるのが大きなメリットです。

クラウド版Redmine導入前に知っておきたい考慮点・デメリット

多くのメリットがあるクラウド版ですが、導入前に以下の点も考慮しておきましょう。

考慮点1: 月額/年額のランニングコスト

クラウド版は初期費用を抑えられますが、継続的に月額または年額の利用料金が発生します。長期的な利用を考えた場合、オンプレミス版と比較して総コストがどうなるかを試算することが重要です。My Redmineのサービス内容・料金でご確認ください。

考慮点2: カスタマイズの自由度 (オンプレミス比較とMy Redmineでの範囲)

オンプレミス版に比べると、クラウド版ではサーバーへの直接アクセスができないため、カスタマイズの自由度に制限があります。特に、独自のプラグインを自由にインストールしたり、Redmineのコア部分に変更を加えたりすることはできません。
ただし、My Redmineでは当社が開発したプラグインや厳選したプラグインを提供しており、標準機能や提供プラグインの範囲で多くのニーズに対応可能です。どのようなカスタマイズが可能か、事前に確認することをおすすめします。My Redmine インストール済みプラグインはこちら

考慮点3: インターネット接続が必須

クラウドサービスであるため、利用には安定したインターネット接続環境が必須となります。オフライン環境での利用はできません。

まとめ:自社に最適なRedmine環境は?クラウド利用がおすすめのケース

Redmineをクラウドで利用するメリット・デメリットをご紹介しました。以下のようなケースでは、クラウド版(My Redmine)の利用がおすすめです。

  • サーバー管理の専門知識や人員が不足している
  • サーバー運用コストや手間を削減したい
  • 迅速にRedmineを導入したい
  • リモートワークなど多様な働き方に対応したい
  • 常に最新のセキュリティ・機能を利用したい
  • 信頼できる日本語サポートを受けたい

もちろん、高度なカスタマイズが必要な場合や、セキュリティポリシー上クラウド利用が難しい場合は、オンプレミス版が適していることもあります。

自社の状況や要件を整理し、最適なRedmine環境を選択することが重要です。

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