【My Redmine 導入事例】InfoQ Japan様

2017/09/27

My Redmineとはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェア「Redmine」をクラウド上でご利用できるサービスです。
InfoQ Japan様のご利用事例を紹介します。

翻訳者さんとのやりとりにおける翻訳文字数の違いを解消
カスタムフィールドの名称を工夫し、入力を迷わせない。

株式会社ピーク・ワン 古屋様(左)、増子様(中央)、ファーエンドテクノロジー株式会社 石原(右)

InfoQはソフトウェア開発者のための最新ニュースや動画を発信するコミュニティサイトです。国内外のエキスパートが書いた記事、動画などを世界中の開発者を対象に英語・中国語・日本語・フランス語・ポルトガル語で掲載されています。月間340万ページビューがあり38万人が読者登録をしています。

日本語サイト「InfoQ Japan」は、株式会社豆蔵様が技術的な監修を行いながら運営しており、月間約80件の記事を約30名(取材日時点)の翻訳者によって日本語に翻訳され掲載されています。

InfoQ Japan 事務局である株式会社ピーク・ワンの近藤様、古屋様、増子様にお話を伺いました。

ソフトウェア業界のマーケティングを支援
最新のソフトウェア技術を紹介するInfoQを運営

御社について教えていただけますか?

私たちピーク・ワンは、イベント&クリエイティブという2つの柱で企業様のマーケティング支援活動を行っています。お客様と直接ディスカッションを重ねながら、ビジネス向けのセミナー・カンファレンス・展示会などのイベントの企画から制作、運営までを行っています。また、会社案内や製品カタログ・Webサイト制作なども行っています。

近年は海外向けの案件が増えています。海外の企業様が日本のイベントに出展したいときや日本向けにプロモーションを行いたいときに、外国人の社員と直接英語でコミュニケーションを取ることができますので、日本の企業との交渉を取り持つことができます。

InfoQについては、海外の情報を日本の技術者にも届けたいという思いから豆蔵様から受託し2009年からサイトの運営を行っています。

執行役員 チーフ イベントマネージャ 近藤河生様

オンプレミスの環境からサポート付きで安心な「My Redmine」へ

「My Redmine」を導入する前の状況を教えていただけますか?

InfoQの英語版の記事を日本語へ翻訳する翻訳者さんとのやりとりのためにもともとは別の管理ツールを使っていました。昨年、そのツールを使っていたサーバーを入れ換えることになったのをきっかけに、ツールも別のものを検討することになりました。

はじめはオープンソースのRedmineを調べていましたが、ファーエンドテクノロジーがクラウドで提供している「My Redmine」を見つけました。早速1ヶ月間の無料トライアルで使ってみたところ、これなら運用できそうだと感じました。また、自分たちでサーバを構築して運用するのは難しいので、サポートもあって安心かつ料金も手頃なクラウドサービスの「My Redmine」を利用することに決めました。

膨大な英文記事ひとつひとつの翻訳を管理

「My Redmine」をどのように運用されていますか?

InfoQの英字記事を日本語へ翻訳する翻訳者さんとのやりとりに使っています。1つの記事につきチケットを1つ登録してピーク・ワンの担当者が原文(英語)の「タイトル:原文」「概要:原文」「単語数」を入力します。新しいチケットを登録すると、翻訳者さんには通知メールが送信され、翻訳者さんには自分が翻訳したい記事があったときにチケットの担当者を翻訳者さんに設定して更新してもらっています。翻訳者さんには日本語に翻訳した「タイトル:日本語訳」「概要:日本語訳」を入力してもらいます。

Redmineは好きな名称の項目を追加できるカスタムフィールド機能があります。運用に合わせて「翻訳完了日」「単語数」「翻訳料」「日本語訳」などの項目を追加しました。翻訳者さんが入力に迷わないように何を入力する項目なのかを明確にすることを心がけています。翻訳者さんの画面では必要な項目のみ入力できるシンプルな編集画面をワークフローで設定しています。分かりやすさを1番に考えて運用しています。

My Redmineでは現在の状態を示すステータスを運用に合わせて好きな名称に変更できます。翻訳者さんが翻訳を完了してステータスを「resolved」に変更したときには「翻訳完了日」を忘れずに入力してもらうために必須入力に設定しているので、この記事はいつ翻訳が完了したのか分からなくなるということを防ぐことができます。

また、Wikiに翻訳ルールなどを記載し、初めて翻訳される方などに確認していただくようにしています。ニュースを配信する機能では、毎月の翻訳費の締め切りなどを翻訳者のみなさんにお知らせしています。簡単に全員に一斉連絡ができるのが便利です。

今月翻訳した記事のチケットを1クリックで表示

「My Redmine」で業務がどのように改善できましたか?

これまではピーク・ワンと翻訳者さんとの間で文字数の計算結果に誤差があり翻訳者さんから頂く請求書の金額が間違っていることがありましたが、「My Redmine」を使いはじめてからは間違いがなくなりました。

翻訳者さんへの翻訳料は原文の単語数で計算しますが、これまでは入力したチケットのデータをすべてエクスポートして対象の記事の単語数を集計する必要がありました。

「My Redmine」では、整数形式のカスタムフィールド「単語数」にカウントした原文(英語)の単語数を入力しています。数字を入力しておくと、チケット一覧画面で各記事の単語数の合計が自動計算されて表示されます。簡単にどの翻訳者さんが合わせて何文字を翻訳したのか表示することができます。

また、月末に翻訳者さんが請求書を作成される際に1クリックで自分が今月翻訳した記事を表示できるように、カスタムクエリ(チケット一覧画面のフィルタなどを保存して表示できる機能)を活用しました。双方の管理が簡単かつ明確になりました。

My Redmine 管理者であるアシスタントディレクター 古屋三恵子様

名称
InfoQ Japan
運営
株式会社豆蔵
事務局
株式会社ピーク・ワン
所在地
東京都千代田区神田錦町3-23
メットライフ神田錦町ビル4F
概要
ソフトウェア開発者向け情報コミュニティサイト「InfoQ」の日本語サイト
URL
https://www.infoq.com/jp

本記事の内容は2017年9月時点のものです。
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